私には4歳の娘と1歳の息子がいます。
ある日、いつものように近所のスーパーに買い物へ出かけていました。
当時1歳半頃の息子は歩くのが楽しくてしょうがない時期で、外に出かける時にも抱っこは嫌がり自分の足で歩きたがる子でした。
それまではおとなしく乗ってくれていたスーパーのカートにも座らず、
食料品売場で買い物をする際にも歩かないと気が済まないほどでした。
途中で陳列している商品に触ったり、手に取ったりすることもありましたが、
なんとか目の届く範囲にいたこともあり他のお客様や店員さんの迷惑になることはありませんでした。
無事に買い物も終えて会計を済ませようとすると事件が起こる予兆がありました。
会計時くらいはカートに乗って座ってくれと促しても、
やはり息子の意思は固く、頑なに座ろうとしなかったのです。
私は最初と同様、座らせることは諦めて会計を済ませました。
そして、買った物が入ったカゴをカートに乗せ、袋詰めをしようとした時です。
息子も近くをうろうろしていているだけで、最初のうちは問題なく袋詰めの作業をしていたのですが、
ある時目を離してしまった瞬間があったんでしょうね。
気付いた時には息子が少し離れたところにある上りエスカレーターの手前にいたのです。
その時の私といったらもう我を忘れていました。
周りのことも気にせず、大声で息子の名前を叫びました。
すると、さすが1歳半ということもあり知恵も多少ついていたのか、
自分の名前を耳にした瞬間に立ち止まり、私の方を見ていました。
私はすぐに息子の元へ駆け寄り抱っこをして連れ戻しました。
その時、周りにいたお客様にはもちろんじろじろと見られてしまい少々恥ずかしい気持ちにもなりましたが、
「無事でよかったわね。」とおっしゃってくれる方もいて、
安心した反面、自分の一瞬の気の緩みを省みました。
私がちゃんとずっと息子のことを見ていれば、目を離さなければ、
カートに座らせることはできなくても抱っこできるように準備をしておけば、
と様々なことを後悔し反省しました。
他に頼れる人もおらず、やんちゃ盛りの子どもと一緒に買い物をすることは本当に大変なことだと思います。
私の場合、1人目の娘の時にはそのような困った経験がほとんどありませんでした。
2人目で子育ては多少慣れがあるとは言え、
性別も性格も違うことから出くわす問題も全然違うことを日々実感しています。
以後、買い物の際には同じようなことが起こり得ることを想定して、
常に抱っこ紐を持って出かけることにしています。
特に会計時は要注意です!
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