長女・次女共に、1歳過ぎて半年程度過ぎた後、
突発性発疹を発症しました。
突然、なんの前触れもなく、39.0℃台の高熱が出て、
いつも元気な子供たちがグズグズのギャンギャン泣きに。
そして、抱きかかえて、体に触って始めて、熱い…って気がついたのが始まりです。
すぐに小児科に連れて行き、写真をしました。
そして、肺や心臓を聴診したり、触診しながら問診もし、喉の炎症も見ても、
それほど影響はない様子だとのことで、突発性発疹と診断がつきました。
先生に伺ったところ、突発性発疹は風邪症状と類似しており、
様々な症状の有無を消去法で診て行きながら、
結果的にこの疾患の診断名に行き着くようです。
そして、突発性発疹ならば、飲む内服薬はこれといってなく、
十分な休息、水分摂取、食事摂取をして、体力を必要以上に落とさないこと、
そして、熱は3日前後で下がり、お腹や背中に発赤が出現してくるとのことでした。
長女の時は、夜中グズグズしていてなかなか眠らないと思っていた矢先、
翌朝熱発で、夜間も頻回に嘔吐を繰り返しました。
親も心配になり、吐物を詰まらせて窒息してないかや、
寝汗は大丈夫か、また体を冷やさないようにお布団はかかっているかと、
夜間も何回でも起き確認していました。
一方で次女は、いつもより元気ないけど、
どうしたのかな…と思っていたら熱発しており、
長女の時とだいぶ様子が違ったことに、周囲はとても驚きました。
さらに、嘔吐もなく食欲もある。
ただ、いつもよりよく泣き、グジグジしている程度の変化だったと記憶しています。
同じ突発性発疹で姉妹であっても、症状の、出方がこんなに違うのだと驚きました。
熱発が治ったあとに、体の各部位に発赤が出現し始めました。
この発赤は感染力は低いため、これといった日常生活の、制限はありませんでした。
でも、本人達はやはりいつもと違い痒みをおびているのか、
よくかいてしまっていした。
なので、先生に相談し、カラダに塗るお薬をその期間使用していました。
おかげで、大きな皮膚トラブルもなく、経過しました。
突発性発疹は、母乳や胎児期の時に受けた母親の免疫機能が、
成長するに伴い効果が切れて、自己免疫に切り替わるために発症すると言われています。
そのため、この突発性発疹は成長過程の出来事と捉え、一つの目安と言えるでしょう。
しかし、母親の心理からすれば、一晩中嘔吐して、
子供が心配だったり、熱でつらそうだったり、発赤が痒そうで切なかったり、
様々な感情が入り混じります。
医療機関を受診しても、内服薬が出ないことに対する不安も抱える人がいるかもしれません。
さらに、熱発している子供を抱っこしてあやしながら、
合併症である熱性痙攣やひきつけにも気をつけながら、
経過観察すると言うのは、親も大変な思いをするでしょう。
特に、熱性痙攣は初めて体験する親にとっては、とても怖いもので、何をしたら良いのか、
頭の中が真っ白になってしまうとよく聞きます。
本来ならば、熱性痙攣は病的なものではないため、救急車等の救急対応は必要なく、
むしろ、痙攣している時間を計ったり、痙攣している子供の身体がつっぱったりしてないか観察したり、
危なくないように安全な場所に移動したりと言う親の対応が必要になります。
しかし、初めての子供、初めての育児、そして初めての熱発となれば、
そんなに余裕なことしている人は居ないはずです。
我が子にもしものことがあったら。
我が子が心配。このような感情が先行するのはごく自然なことでしょう。
この突発性発疹は、客観的にみれば、子供はしっかりと親の手で成長しているという、
子供からの合図なのかもしれません。
やっと子供達が自分の手からだんだん離れていっている今だから、
感じられることなのかなと思います。
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