我が家の子どもは男だらけの三兄弟です。
お兄ちゃんと双子の弟です。
三男は1歳前から指吸いを始めました。
原因は寂しさからくるものだと思います。
お兄ちゃんと双子の年の差は1歳半、
双子の兄次男はよく泣き私たちを呼びつけるタイプの赤ちゃんでした。
それに比べて三男はいつもじっと我慢して来てもらえるのを待っている感じでした。
お兄ちゃんもまだまだ手がかかり、
二男も同様に手がかかる中三男に向く時間がどんどん少なくなっていきました。
多少泣いてもしばらくすると泣き止むので抱っこはもっぱら次男、
ミルクも哺乳瓶を手で持てるようになってからは
寝かせたまま哺乳瓶を持たせて飲ませる、
こんなことが続いたある日ふと見ると三男が指をくわえていました。
初めは特に気にも留めていませんでしたが、
注意深く観察してみると嫌なことがあったときには必ずくわえます。
指吸いは長男も次男もしませんので我が家では三男だけですが、
ネットで調べたり友達の話をきくと
よくあることらしいということでそのまま様子を見ることにしました。
三男は発育の面でも次男より大きく遅れており、
何をするのも次男の2~3カ月遅れ
次男がよちよち歩き始めても三男はベビーカーでした。
そんなことで、私も次男と三男を同じ双子でありながら区別して接するようになり、
三男には「赤ちゃんだから」と言うようになっていきました。
4歳ころまでそんな生活が続き、
三男の自我も目覚めプライドも育って来たころから、
三男は私のことを大嫌いと言い夫になつくようになっていきました。
話を聞いてみると「ママはすぐにバカにする」というのです。
私としては特にバカにしているつもりもありませんでしたが、
同じ年齢でありながら差別されていると感じていたのでしょう。
確かに、当時の私は、何をするのも長男が一番長男大好きで、
次男三男はその次というスタンスでした。
その時にふと三男は愛情不足なのかもしれない。
私と愛着関係が結べていないのかもしれない。と直感で感じました。
それから、三男との時間を増やし、
多く甘えさせ、「赤ちゃんだから」という言葉もやめました。
それから半年ほど経って、三男は急に指吸いをやめました。
聞いてみるともう「お兄ちゃんだからしない」といいます。
三男と私が愛着の関係を結べた瞬間だと思いました。
愛情をかけて育ててきたつもりでしたが、
本人はいつも劣等感でいっぱいだったのかもしれません。
そのよりどころが指だったのかもしれないと思うと
三男には長い間本当にかわいそうな思いをさせてしまったことになります。
指吸いをやめた今、三男の心のよりどころは紛れもなく私です。
これからは三男の心をしっかり受け止めていきたいと思います。
もちろん、長男、次男もです。
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