子供が4歳くらいの時でした。
気づくといません。
そこは小さなお店だったので直ぐに見つける事が出来ました。
その時子供は自分が迷子になった事に気付いていませんでした。
何をしてたの?勝手に行ったらダメでしょ!
と言うと、ママいるよ!くまさん見て!とニコニコしながらいっていました。
ママはあなたをさがしてここに来たの!と言うと頭を傾げていました。
まだ小さいし仕方ないかと思っていました。5歳になってもフラーと居なくなります。
怒ると、ごめんなさい。じゃぁ一緒に見よ。と言います。
自分が迷子になって親が探して居るのが全くわかって居ません。
少しおかしいのかななんて思いもしましたが、普段から天然な感じで、
ぼーっとして居る子だったのでこんなものかと納得しました。
それが年長さんになっても、直ぐに迷子になって居ました。
小学校に入学してからも続きました。
それが不安でGPSのついた携帯をランドセルの中に入れて何かあった時のために持たせていました。
使い方も1ヶ月以上前から教えて使えるようにはなっていました。
初めの一週間朝は付いて行き、帰りは学校まで迎えに行っていました。
そろそろ大丈夫かな?と思い、次の週から迎えに行くのをやめて見ました。
すると途中までは無事にかえって来ていました。
するとお友達と別れて1人になった所で、電話がかかって来ました。
ママ!ここどこ?が一言目でした。嘘でしょ。
後1キロくらいの道のりで、曲がり道はありますが、まっすぐ歩けば家につきます。
一週間歩いたのに覚えていませんでした。
急いで迎えに行き一緒に歩いて帰りました。
帰って居る時に話をしました。何で覚えれない?難しい?と聞くと、ママを見て道は見てないよ。と言いました。
私は迎えに行ってた一週間ここに大きな木があるよ!お地蔵さんがあるよ!など言いながら帰っていました。
もちろん学校での話、先生の話、お友達出来た?など言いながら。
その時は普通で何も思わなかったのですが、確かにこっちばかり見ていました。
普段から人と話をする時はその人の顔を見なさい!と言っていたからです。
臨機応変にそこは周りを見ようよ!と思いながら一緒に歩いて帰りました。
明日はちゃんと周りを見ようね。といいながら。
でも、良くここまでかえってこれたね?と聞くとお友達に着いて帰ったよ!でも、バイバイしたら分からなくなったと言っていました。
それも私のせいでした。お友達に、着いて帰るんだよ!と言っていたからです。
次の日からは見て見て!大きな木があるよ!と言い子供が見て居るか確認してどんな木だったかなどを聞いて見たりしながら帰りました。
不安に思いながらも次の日は1人で帰らせる事にしました。
私と帰る時よりも、時間はかかりましたが無事に帰ってくる事が出来ました。
一度1人で帰れると自信がついたのか昨日よりも早く帰ってこれるようになりました。
小さい頃の迷子がここまで続くとは思っていませんでしたが、無事に迷子にならず帰れるようになりました。
それからは自分なりに目印を見つけるようになり、迷子にならなくなりました。
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