子どもが2才になったばかりの頃の話です。
当時、電車ごっこが好きだった息子は縄跳びを使って家の中で電車ごっこをするのが好きでした。
縄跳びなので、息子と大人(私だったり、おばあちゃんおじいちゃんだったり)2人入るのがやっとの長さです。
いつも家の中で楽しそうに「ガタンゴトン〜次はテレビ駅です〜」などと、遊んでいました。
その日は、天気も良かったので公園で電車ごっこをしようという事になって、息子と2人で公園へ行きました。
公園までは息子の足で歩いて15分程です。その前に公民館に寄って絵本を返しに行きました。
当時息子は何でも興味深々で、外に出ると「あれは何?」と良く聞いてきたり、しゃがみ込んで石を拾ったり、15分の道のりも、1時間かかることもありました。
そこで、その日は縄跳びを持っていた事もあり、電車ごっこで進めばスムーズに進むのでは?と思い、息子に電車ごっこで、公民館駅に行って公園駅に行こうかと提案しました。
すると、息子も喜んで乗ってきました。
電車ごっこで公民館の前まで来た時、公民館のお知らせの看板に私がつい目が止まり、足を止めてしまいました。(息子が前まで私が後ろでした。)
息子はしっかり縄跳びを持っていたので、私が急停止した事でバランスを崩して倒れてしまいました。
そこは大人には気づかないくらい、少し道路が斜めになっていました。
そして、そして転んだ先が運悪くお知らせ看板の下のブロックが角をとっていないタイプだったので、おでこを3センチほど切ってしまいました。
血が垂れるというのでは無く、ドクッドクッと飛び出してきました。
息子は火がついた様に泣き出し、私もパニックで救急車を呼びました。
救急車は直ぐに5分程で来てくれました。直ぐに救急隊員の方が処置をしてくれて、病院につきました。
今から縫うので、お母さんは外にいますか?それとも中に一緒に入りますか?と聞かれました。
私は一緒に入りました。
麻酔も一応打つけどすごく暴れると思うから、息子さんの上に馬乗りになって抑えて下さい。
と言われました。
仰向けに寝ている息子の上に馬乗りになって、縫っている間抑えていました。
その後CTを取りました。その時、当時お気に入りのアンパンマンのバックを息子は縫っているときも、CTの時もずっと握りしめていたのが印象的です。
その後はキズが残りにくいテープを半年程貼り、小2の今では殆ど分かりません。
電車ごっこは、外ですると大人だと見落としがちな段差や本の少しの坂でも小さな子どもにとっては足を取られたり大怪我に繋がるものだと痛感しました。
また、分かっているはずの子どもと自分の体格差を一瞬の油断から忘れてしまったことを酷く後悔しました。
家や公園以外では電車ごっこはするものじゃないなと思いました。
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