私が子育て中に経験した中で今の所印象的な子供の病気は、ノロウイルスです。
それは、子供が2歳の頃、年末年始に祖父母の家に帰省して、車で自宅に帰ってきた後のことでした。
それまでは、子供も祖父母の家でもとても元気でご飯も普段通りに過ごしていました。
車で帰宅途中、高速道路のサービスエリアでお昼ご飯を食べ、
休憩してから自宅へ帰ってきました。
それから2日ほど経った夜中でした。
突然、子供が布団で苦しみだして、噴水のような嘔吐をしました。
まさかそんなことが起きるとは思ってもいなかったので、
とてもびっくりしました。
それが4回ほど朝まで定期的に続いて、
嘔吐がおさまったと思ったら、今度は下痢でした。
とりあえずその時は、嘔吐物の処理、洗濯などに追われていました。
しばらくすると、夫も私も、突然吐き気がして、
何回もトイレに駆け込むことになりました。
おそらく、子供の菌に感染したのだと察しました。
それで、3人一緒に病院を受診したところ、
「ノロウイルス」だと診断されました。
病院から薬をそれぞれの分もらい、
食事もできる状態ではありませんでしたが、おかゆを作って食べさせました。
あとはもうひたすら寝続けていました。
下痢はなかなか治りませんでしたが、
病院で看護婦さんから「ウンチの状態と同じ状態のものを食べさせるといいですよ」と教えてもらったので
(ドロドロウンチの時は、ドロドロしたおかゆを食べさせる、という風に)それがとてもわかりやすく、作りやすかったです。
結局完治するまでに1週間以上はかかりました。
ノロウイルスは、嘔吐物や飛来した菌に触れたりすることで感染しやすいとわかったので、
子供が嘔吐した時点で手袋などを使ったり、トイレ周りをきちんと消毒していれば、
家族にも感染せず、回復も早かったのでは、と今になって思っています。
また、おそらくこの時の感染経路は
高速道路のサービスエリアではないかと思っています。
というのも、この時期テレビなどでそのサービスエリア周辺では
ノロウイルスが流行しているとニュースで報じられていたらしく、
それを後になって知りました。
あの時、休憩はそのサービスエリアでしかせず、
自宅へ帰っても子供が発症するまでしばらく外を出歩かなかったので、
そのサービスエリアで感染したのは間違いないと思います。
また、ノロウイルスの場合は感染していても、体内でとどまっている潜伏期間があるので、
意外と気づかないケースが多いようです。
嘔吐が噴水のように突然でてくるのが特徴なので、
万が一そのような嘔吐があったら、ノロウイルスを疑った方がいいと思います。
また、その場合は必ず手袋をはめて嘔吐物を処理した後、
使用した手袋も雑巾も全て処分してしまうのがベストです。
使う消毒液も、アルコール除菌では完全にノロウイルスを死滅できないそうなので、
次亜塩素酸で消毒するのがいいそうです。
とにかくノロウイルスは、
嘔吐物の処理や、掃除、消毒などでかなり神経質になり、大変だった記憶があります。
ちなみに、大人が感染してしまうと、
意外と子供より回復に時間がかかるので(しかもしんどい)、要注意です。
日々の普段の生活でも、手洗いうがいなどに十分注意して、
なるべく感染を予防したいなと思っています。
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