現在3歳の息子は鼠径ヘルニア(脱腸)2回と臍ヘルニア(出べそ)になっています。
1度目の鼠径ヘルニアは1歳3ヶ月のときで、ちょうど実家に帰省していたときのお風呂上がりに、
左の足の付け根当たりに小さい卵のような形の膨らみがあることに実母が気づきました。
その時息子は特に痛がったり等していなかったので様子を見ることにしましたが、
親としては気になったのでネットで少し調べてみました。
すると鼠径ヘルニアが怪しいことがわかり、
小児外科で診察してもらうのが良いことがわかったので翌日に病院へ行くことにしました。
翌日は膨らみが出ていなかったのですが、
病院には膨らみが出ていたときの写真と経緯を説明するとエコーで確認することになりました。
症状が出ていないときはエコーでも確認ができなくて
診断がつかないこともあるそうなのですが、
担当の先生は時間をかけて診察してくださったので
ヘルニアになっている箇所を発見し先天性の鼠径ヘルニアと診断されました。
早速治療の話になったのですが、
『子供の鼠径ヘルニアは自然治癒することはないので手術しかない。さらにカントンといって膨らみが戻らなくなる状態になると危
険なので早めに手術をする必要があります。』
と言われたので手術することを決めました。
ついでに、臍ヘルニアも気になっていたので先生に診てもらうと、
『出べそは手術をしてもいいししなくてもどちらでもいいです。見た目の問題なので。ただ、自然とお臍がへこむことはない。』
ということでした。
臍ヘルニアは1歳までにへこまなければ一生出べそのままだそうです。
見た目的に出べそも可哀想かなと思ったので同時に手術してもらうことにしました。
ちょうど夏休み時期と被っていたので1ヶ月先くらいまで手術予約がとれませんでした。
手術までは特に何かをしなければいけないということはなかったのですが、
カントンだけは気を付けなければいけなかったので、
膨らみがなかなか戻らないときは手で押して戻すように指導されました。
手術の10日前くらいから風邪をひかないように家族以外との接触を避けて体調管理をし手術に挑みました。
息子が手術を受けた病院は子供に負担をかけないために日帰り手術が基本でした。
前日入院手続き→一時帰宅→早朝病院に戻り→お昼までに手術→夕食を食べて帰宅
というスケジュールです。
手術は全身麻酔で鼠径ヘルニアと臍ヘルニアの同時手術で1時間半程でした。
術後の経過はよく予定通り夜退院しました。
1週間後に診察をするのでそれまでは入浴は控えてサッとシャワー程度で済ますように言われました。
1週間後の診察も問題なく終わり、1ヶ月後にもう一度だけ診察をして終わりになりました。
稀にもう片側のヘルニアになることもあると言われていたので気をつけて日々観察していたのですが、
2歳半の時に右側の足の付け根当たりに膨らみを発見し、
左側の手術をした病院で再び鼠径ヘルニアの診断を受け手術をしました。
1度目と同じ流れで無事手術も終了したのですが、
1年ちがうだけで術後2、3日は少し痛みを感じていたようで時々患部を押さえて痛いと言っていました。
術後1週間の診察の頃には痛みも訴えず通常通り生活できるようになっていました。
今では左の手術痕は消えていますし、右もよく見ないとわからないくらいです。
出べそも平らくらいまでになっています。
これらの病気に関しては予防法は特にないので、
保護者の方がよく子供さんを観察されることで発見できます。
発見した場合はなるべく早く病院に連れていってあげてください。
コメント