長男が小学校1年生(6歳)の頃のことです。
当時スイミングスクールに通っており、教室が終わった帰りの途中で「足首の辺りが痛い」と言い出しました。
何かにぶつけたのか?と聞くと、ブールの中にある台にぶつけたかも。とのことでした。
痛いというところを見てみると、わずかに腫れているような、いないような感じです。
とりあえず家に戻ってから湿布でもして様子をみることにしました。
しばらくして改めてみると、腫れは引いているようだったのですが念の為湿布は貼ったままで様子見を。
翌日になるとまた痛いと言い出し、確認するとかなり腫れていました。
この日は日曜日だったのですがあまりに痛がるのと、昨日と比べると明らかに腫れていたので休日診療で診て頂くことにしました。
しかし病院に着くとさっきほど腫れていないような…。
結局診察する頃には腫れもだいぶ治まっていたので湿布だけをいただき帰宅しました。
でも、また夕方になると痛がり、見ると腫れているのです。
腫れたり、引いたりが短時間で繰り返すのがあまりにおかしいのと同時に、赤い斑点の様なものも出てきたので、
こちらは「風疹」のような物かもと思い翌日小児科と整形外科と両方を受診することにしました。
まず整形外科でレントゲンを撮り、何もないのを確認し、
それまでの状況をお話しすると赤い斑点を指摘され「血管性紫斑病かもしれない」と言われました。
それまでは足首の腫れの事ばかりが気になっていましたが、
よく見ると膝などの関節も、ぶつけたと言っていた反対の足の関節も腫れてきており
足の赤い斑点も紫斑病の症状だとのことでした。
紫斑病の赤い斑点は、押してみても色が変わらず赤いままだそうで、押して色が消えるのは湿疹や痣なのだそうです。
確かに押してみても赤い色は変わらず、足のあちらこちらにたくさん出てきました。
念の為、この後小児科に受診の予定ということをお伝えすると、
整形外科よりは小児科の方が詳しいと思うので受診するようにとのことでした。
そしてその後小児科を受診し、
整形外科でのお話とそれまでの様子を伝えたところやはり「アレルギー性血管性紫斑病」で間違いないでしょうとの診断でした。
この病気はアレルギーの一種で、これと言った原因もなく突然発症するのだそうです。
息子はそれまで特に喘息やアトピーなどアレルギーが原因と思われる症状が出たことはありませんでしたが、
親である私がアトピーを患っていたこともあり、アレルギーの体質があるかもとは思っていました。
まさか、このような聞いたこともないアレルギーの病気になるとは思っていませんでしたので、
とても驚きましたし心配しました。
その後両腕にも同様の症状が出始めました。
症状としては肘や手首・膝・足首などの関節が腫れ、足全体が腫れてくる。でもしばらくすると腫れは収まる。
またしばらくすると腫れてきて、またしばらくすると収まるの繰り返しでした。
腫れてくると関節だけでなく、足全体が腫れてしまうので足を曲げて普通に歩くことができませんでした。
腫れると湿布をし安静にする。腫れが引くと多少は動いても大丈夫。
安静にすることが一番の治療と言われたこともあり、症状が落ち着くまで2週間程学校もお休みをしなければなりませんでした。
入学して間もなくの頃でしたので、2週間もお休みするとクラスになじめなくなるのではないかということも心配しましたが、
先生の配慮でそのようなこともなく、無事にクラスへ帰ることができました。
小学校1年生の男の子には安静にしていろと言う方が難しく、
足を包帯でぐるぐる巻きにしていたのですが直ぐにほどけてしまうほどで
痛い本人もかわいそうでしたが、安静にさせなければならない私も精神的に疲れました。
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