子どもが生後10ヶ月くらいで、
まだ離乳食をあげていた頃のことです。
夫婦ともに花粉症のため、子どもにもアレルギーが出るかもしれないと思い、
アレルギーに関してはすごく慎重になっていました。
子どもによくある、卵アレルギー。
怖いなと思いつつ、10ヶ月のときに、そろそろ試してみようかなと思いました。
離乳食の本を見ると、生後7ヶ月頃で卵のレシピが出てくるのでもういっかなと思いました。
一方で、ネットでアレルギーの情報を調べると、子どもの腸が発達した1歳を過ぎてから卵を与えるというような生地も見かけたりしました。
どの情報を信じていいのか分からず、周りの友達も同じくらいの月齢の子はもう卵をあげていたので、うちもいいかなと思いあげました。
また、ほうれん草で蕁麻疹が出た時に血液検査をしてもらい、結果では卵白陰性だったので、卵もいいかなと思いました。
最初は、アレルギーの起こりにくい卵黄からあげましたよ。
ゆで卵にして、卵黄だけ取り出してごく少量から始めました。
ドキドキしましたが、反応なし。
食べられました。
よかったと思い、また別の日に少しずつ量を増やしました。
そして、卵の卵黄半分くらい食べられるようになり、次は卵白にチャレンジしてみようと思いました。
初めての卵白は、生卵の状態で卵黄を取り出し、それを炒めて炒り卵のようにして与えてみました。
朝食であげたのですが、ご飯を食べた直後に眠そうな仕草をしました。
そして、珍しく食後寝てしまいました。
15分くらい寝ていて、起きたかなと思ったら、嘔吐しました。
慌てて片付けて、そのときは、ご飯を食べた後にすぐ寝たから嘔吐したんだと思い込んでいました。
翌日、また卵をあげてみました。
すると、また同じ状況になり、これはアレルギーだと確信しました。
子どもの首から腕あたりに蕁麻疹も出ていました。
すぐに病院へ行き診てもらいました。
先生が血液検査をするというので、前回やってもらったときには、卵白が陰性でしたと言ったら、大きな病院を紹介しますねと言われ、そちらで詳しく
見てもらうことになりました。
大きな病院は、小児専門の総合病院で、アレルギー科は患者さんが多くて、予約を取るのに一ヶ月待ちと言われました。
それまでは、一切の卵製品は禁止され、子どもの状況も分からないままの一ヶ月はとても長く感じました。
そして、一ヶ月が経ち、アレルギー科を受診しました。
状況を話し、その症状から、多分卵アレルギーですねと言われました。
血液検査をしてもらい、また一ヶ月後くらいに結果を聞きにいきました。
一ヶ月が経ち、結果を聞いたところやはり卵アレルギーでした。
覚悟はしていましたが、ショックでした。
まさかうちの子が卵アレルギーになってしまうなんて。
帰りの道のりは、すごく気が重かったです。
それでも仕方がないので、前を向くしかありません。
半年後に再度血液検査をしますとのことで、それまでは一切の卵禁止。
今まで食べられたものも、ダメとのことでした。
スーパーで買い物をするときは、中に卵が入っていないかを全てチェックしながら購入しました。
結構知らない物にでも卵が使われていました。
例えば、ハムやチクワなど。
卵が入っていない物もありましたので、そちらを使っていました。
とても大変でした。
半年後の血液検査で、アレルギーの数値が少し下がり、負荷試験をすることになりました。
一日入院をして、固ゆで卵の卵白を時間ごとに決まった量あげて、反応をみるというものです。
1g、2g、5g、10gとあげました。
間は40分くらいあけて次と言った感じで、気が遠くなりそうでした。
けれど、うちの子は何も反応がでなかったため、そこから家で卵を少しずつ与えて様子を見て、細かく記録をしていくことになりました。
最初は20分間ゆでた、固ゆで卵。
それを10gから始めました。
5日間ためして一度も症状がでなければ、2gずつ増やしていくというもので、これも大変でした。
25gくらいまでいったら、次は火の通し加減をゆるくしたものをあげたりして、それを半年くらい続けました。
そして、一度もアレルギー症状が現れなかったので、我が子は2歳前に卒業となりました。
よかったです。
とっても大変でしたが、先生に言われたとおりに実施して、無事に卵を克服できて一安心です。
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