これは生まれてから2歳くらいまでによく観戦すると言われている「RSウイルス」の話です。
「流行っているから気をつけて下さいね」と検査の保育所から言われていた時期でした。
11月くらいだったでしょうか。ちょうど秋から冬にかけて寒くなってきた季節でした。
そもそも、体調を崩しがちなウチの子(男の子)。
当時は4ヶ月でした。その日もいつもよりちょっと熱いな、と感じたので、
当時使っていた耳に差し込んでオンドを図る体温計を使って調べてみました。
はじき出した数字は37.6。大したことないけど、一応病院へ連れて行こう、
と判断し、保育園を休ませ、かかりつけの小児科へ受診しました。
「ただの風邪といいたいところだけど、
念には念を入れてインフルエンザとRSウイルスの検査もしておきましょう」
と判断した先生。
唾液で調べてみると、ものの見事にRSウイルスに感染していました。
受診した日は金曜日、先生の見解はこうでした。
「普通のRSウイルスの場合、熱が出ても安静にしていれば自然に熱も下がって徐々に回復していくんだけど、万が一を考えると、
お家で様子を見ながら過ごすというのはちょっと心配。
もし週末の土日にの間に何か起きたとき、そこからアクションを起こすとなるといろいろ面倒なことがある。
なので、万が一を考えて熱が下がるまで入院した方が、万が一のときに対して動きやすいよ」
というものでした。
入院するほどの病気じゃないだろ?と思いつつも、赤ん坊の病気なので不安だった私達夫婦は、先生のおっしゃる通り、
入院という選択肢を選びました。
そこで更に先生が一言。
「まだ乳飲み子なので、お母さんが一緒に付き添い入院になります」
なんだって!?
付き添いの人間も入院するのか?
初めて聞いたぞ!?
しかし、こればっかりは仕方なく。
たしかに、生まれてまだ半年も経っていない赤ん坊を一人で入院させるという事のほうが無理があるし無謀です。
(もっとも、病院が受け付けてくれない)
仕方なく妻が一緒に入院する事になりました。
妻には大変申し訳ないと思いましたが、これも子供のため。
子供は解熱のために点滴を腕に刺したままの生活で、欲しくなったらママから母乳をもらう、という生活。
妻は病院で食事を用意してもらうということもできたのですが、
費用のことを考えるとすべての食事を病院でとなるとコストがかかってしまうため、
たまに私が弁当やパンなどを持っていくことにしました。
特に、朝の時間帯にコンビニやファストフードのコーヒーを持っていくと、
「ありがとうー!!!」と泣いて喜んでくれました。
あ、それだけ入院って大変なんだな、と感じました。
自分の具合が悪いわけではなく、息子の付き添いですから。
娯楽という娯楽はテレビ観賞くらいなので、テレビカード代もバカになりません。
一方息子は、嘘みたいな回復力を見せ、点滴の成分が効いたのか、
あっという間に熱は下がり、元気を取り戻していきました。
実はこの入院の間、息子が生まれてから100日目を迎える時期であり、
ネットで「お食い初め」のご飯セットを用意していました。
病院内で派手に執り行うこともできないので、そーっとレンジで暖めて、
ご飯と焼いた鯛だけ食べて、残りは私が持ち帰り、晩酌のあてにしました。
こうして一週間弱で母子共に退院しましたが、妻が完全にRSに感染しダウン。
なんでもRSウイルスとは大人でいうところの冬風邪ウイルスなんだとか。
なので、大人でも簡単に感染するようで、
今度は私が妻の看病で2日ほど仕事を休みました・・・とさ。
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