出産してすぐ、子どもの右足に異常がある事に気づきました。
薬指と小指がくっついている奇形です。
助産院で出産したのですが、
子どものそのままの状態を受け入れてくれる助産院でしたので、
「骨はきちんとあるし、こういう事はたまにあるから大丈夫!!」
と言われて、安心しました。
産後すぐは、大変なので、足の事を気にしている場合ではなく(笑)、
だたひたすら育児に没頭。
そして、3ヶ月経って、少し落ち着いて、小児科へ健診に言った時に相談してみました。
たまたま形成に詳しい先生だった事もあり、
「特に心配ありません。手術で治せますから。
大学病院へ紹介状を書きますから、一度見てもらってください。」
と紹介状を頂きました。
(子どもの医療費補助が、各市町村で受けられますが、
紹介状にも適応されると知り、ちょっとビックリしたのと、助かりました。
紹介状は、だいたい1通3000円です。)
子どもが小さすぎるとオペが出来ないので、(全身麻酔をかけるのにそれなりの体重が必要なため)
8ヶ月頃に初診で大学病院を受診。
大学病院は待ち時間が長いのが大嫌いなところ。
まだですか、と何度も聞いて(笑)、やっと診察。
女性の医師で、もう手慣れてますよ?という雰囲気の先生。
「こういう症例は結構よくあります。心配しなくても大丈夫です。
全身麻酔をかけて手術をするので、1歳くらいになってから手術するのが一般的です。
まだ先なので、また来てください。」
と言われ、終わりました。状態を記録するために、何枚か写真を撮りました。
その後、手術の詳しい説明を受けたり、同意書を作成するために、何度か通院しました。
手術の少し前には、血液検査をしたり(初めての注射!泣かなくてびっくり笑)、
足のレントゲンを撮ったりしました。
レントゲンは、特殊な空間だったので泣いてましたが。
子どもの手足って、軟骨がとっても多いんですね!
転んだり、落ちたりしても、骨折しにくくなるようになってるそうです。
手術するためにも、骨がそれなりにしっかりとないと出来ないそう。
そして、準備万端、いざ入院!となりましたが、
私が嫌だな??とすごく思っていたのもあり、知恵熱が出て、初回は延期。
再度入院調整。
結局、1歳3ヶ月の時に手術をしました。
今度はほぼスムーズに事が運び、(小児科病棟の小児科医とちょっともめた笑)
手術も予定よりも大幅に早く終わり、術後の経過も良好で無事退院。
麻酔をかけるところまで、同行するのですが、
もうこちらが泣きそうになるくらいたまらない気持ちでした。
こんなに小さな身体に麻酔をかけて手術だなんて・・・。と。
でも、術前から治癒サポートをしていたので、
術後の経過もとても良く、何の問題もなく、抜糸もできて、
移植した皮膚も綺麗にくっつきました。
ある程度、治ってきたところで、レントゲンを撮り、状態を確認。
2度目のレントゲンは泣かずにじっとしていて、技師さんが超びっくり。
レントゲンもOKで、経過観察を1年に1度、ということになりました。
術後は3ヶ月くらい、状態を安定させるためにテーピングが必要でしたが、
いまではすっかりキレイになっています。
子育支援センターの保育士さんとも色々話していたのですが、
同じ症状で、3歳頃に、手術を受けたお子さんがいたそうなのです。
3歳ともなると、感覚も発達しているからか、術後は歩き方が変になっちゃったそうです。
だから、「1歳くらいで手術するのがやっぱりいいのね?」と言ってました。
一般的なその後の経過は、だいたい問題なく過ごせるのがほとんどだけれど、
まれに、残した骨が大きく成長しすぎて、手術をして骨を削る時もあるそうです。
どんな病気でもそうですが、いい医師に恵まれ、自分が納得した形で治療を出来ると安心ですね。
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