赤ちゃんの頃から病気をすることのあまりない娘でした。
風邪をひいても回復が早く熱もあまり出すことがなく、とても健康でした。
4歳になった秋口に山の中にある温泉施設に遊びに行きました。
室内の温泉プールや露天風呂でとても楽しそうに遊んで食事もたっぷり食べ、
遊び疲れた娘は帰りの車の中で遊び疲れて眠っていました。
ぐっすり眠っているなぁと思っていると突然「コン、コン」と乾いた咳をして目を覚ましました。
エアコンで乾燥したのかなと思い水分を摂らせ様子を見ることにしましたが
とても苦しそうに咳をしていました。
コンビニでのど飴を買い舐めさせたり、うがいをさせましたが、乾いた咳はなかなか止まりません。
休日の夕方でしたが当番医に行き診てもらうことにしました。
熱もなく、喉の赤みもなく、風邪の引き始めではと薬を処方してもらい帰宅しました。
その頃には咳は落ち着いていましたが、夕食を食べ始めるとまた「コン、コン」と苦しそうな咳をしていました。
喉越しの良さそうなものだけ食べさせ、早めに寝かせることにしましたが、寝入るまで咳はかなり出ていました。
いつもと違うと感じ、翌朝一番にかかりつけの病院を受診しました。
体内の酸素の濃度を指先に機械を付けて計ってもらうと看護師さんに「ちょっと少ないかな、喘息はないですよね?」と聞かれ
「はい」と答え診察をしてもらうと「アレルギー性のものかもしれないから検査をしてみましょう」とアレルギーの検査を受けました。
当日には結果が出ないため咳の処置とお薬を処方してもらい、翌日再び受診することにしました。
保育園を休み自宅で休養させりことにしましたが、熱もなく、咳が出るとき以外はとても元気でした。
乾燥すると咳が悪化しそうで、マスクをさせたり、こまめに水分をとらせ、ゼリーやうどんなど喉越しが良いものを食べさせました。
その日の夜もベッドに入って横になると「コン、コン」とまた咳がはじまりなかなか寝付くことができず
身体を少し起こす状態になると楽な様子だったので、クッションと枕を使い上半身を少し起こした状態で眠っていました。
朝方再び咳をしていました。
病院でアレルギー検査の結果を聞くと「樹木花粉とハウスダストの数値が高くなってしまっているのでアレルギー性の喘息だと思います。」
と診断されました。
咳がはじまった日の行動を報告すると「花粉かもしれないし、温泉の中の空気が悪かったかな、どちらともはっきり言ませんがアレルギー性の軽度の喘
息になります。」
との診断でした。
はっきりとした病名が分かったおかげで適切な処置とお薬の処方をしていただいて、少しづつ咳はおさまり、発症してから6日程でほとんど咳は完治し
ていましたが
それ以来、乾燥していたり、空気の悪いところに行くと軽く咳が出るようになっています。
経過観察と、長期に渡って薬の服用が必要と言うことで約一か月に一度は受診をすることになりました。
アレルギー検査の結果には、ハウスダスト、猫なども反応が出ていると言うことで、換気や掃除の仕方、日常で気を付けることを説明してもらい
日常的にアレルギー反応が出ないように心がけています。
また、風邪をひいてしまうと咳が酷くなりやすくなってしまい、風邪をひかないようにマスクをさせたり、
手洗いうがいを徹底してさせるようにしました。
小学校に上がるまで何度か軽い発作が出てしまったことがありましたが、早めに受診することと薬を服用させることで
悪化することは防げていると思います。
娘は現在小学校2年生になりました。
スポーツの習い事をはじめ普段はとても活発です。
花粉の時期や風邪をひいてしまうとやはり咳が辛そうになってしまいますが、体質を改善させてあげることが一番と医師に教えてもらったので
日々少しずつ良い方向へ向かって行けるよう娘と一緒に頑張っています。
一般的には「ヒューヒュー」と胸から音が聞こえるのが喘息だと私は思っていました。
医師も「一般的にはそうです」と説明されましたが娘の場合はよほど酷くない限りは「コン、コン」と乾いた咳をしています。
咳が長引いたりいつもと違うかなと感じた時には早めに受診することが一番だと思いました。
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