子どものアトピー性皮膚炎にはかなり悩みました。
アレルギー体質のためか、喘息も引き起こし、台風が来るころの気圧が下がることは、
アトピー性皮膚炎と喘息がいっきに悪化し、入院をしたこともあります。
そのときに看護婦さんが、台風が来ると喘息入院患者が増えると言っていました。
3歳のころは、アトピー性皮膚炎で顔が真っ赤になり、腫れていました。
中耳炎や副鼻腔炎になることも多く、つねに不調を抱えている状態で、
1年に何回も入院を繰り返しました。
病院ではすぐに薬を出し、塗りまくるのですが、
すぐにかゆみがとまっても、切れるとさらにかゆがるという不自然な状況が続きました。
調べるにつれて、薬を使い続けることで、逆に脱・薬をするのが難しくなり、
成人にまでアトピーをひきずる可能性もあることがわかりました。
子どもの将来を考えると、アトピー性皮膚炎のために、
別の負担を強いることになるのは避けたいと思いました。
薬を使わないことを考えてからが苦労の始まりともいえます。
一方で、食事療法のこと、鼻呼吸の大切さ、腸内細菌を整えること、
腸の健全化が大切であることなど、自分なりに多くのことが学びとなりました。
からだを冷やす食事をとらないように心がけ、
食事も基本的に和食にして、注意してとるようにしました。
甘いものや小麦系も極力排除し、
かなりストイックな生活を強いられ、いろんなストレスもでました。
腸内の善玉菌を整え、健全化できるようにすることが大切で、
そのためには荒れた腸を戻していくのにかなり時間がかかります。
いったんアトピー性皮膚炎がひどくなると、
最低でも半年以上はかかります。
簡単に治るものは、やはりあやしいです。
コップが一度あふれ出した状態を作ってしまうと、
元に戻すには時間がかかる、根気強く待ち、養生をし続けることの大切さを実感しました。
また、口呼吸をすることで、のどが常に腫れた状態になっていることもよくわかりました。
寝るときには、口にテープをするようにして寝ました。
そうすると、風邪をひきにくく、体調もよくなります。
また、発酵食品を積極的にとるようにしました。
腸の中に、良い菌をたくさん入れてあげることで、腸内環境がよくなります。
乳酸菌のカプセルも購入して飲むようにしていました。
また、かゆみによって傷だらけになった皮膚を守るために、
天然の皮膚の傷をいやしていく油を購入し、丁寧に塗っていました。
ひっかき傷の後などを見られるのも嫌になるらしく、
また見るとふたたび掻きたくなるようなので、イギリス製の肌にやさしい綿の包帯をしていました。
保湿剤を塗ってから、その包帯をすると、
保湿剤が肌にしみ込み、触ることもないので、とても効果的でした。
また、アトピー性皮膚炎はストレスでもひどくなっていたのだなと実感しました。
長男だったため、下の子が生まれたストレスもあったのだと大きくなってから気づきました。
受験に立ち向かっていたときにも、かなりアトピー性皮膚炎が悪化したので、食事だけではなかったんだなと。
アトピー性皮膚炎になることによって、多くの学ぶことがありました。
息子が一番苦労したのですが、治療の際に通った鍼灸の先生など
、助けてくださった先生はたくさんいらっしゃいます。
本当に人との出会いはありがたいものです。
鍼灸の先生に通うことで、アトピー性皮膚炎によるかゆみで
ほとんど夜眠れなかった長男は、鍼灸をやってもらうことで、かゆみから解放され、
ぐっすりと眠っていました。
先生は、眠ることが大切とそのまま寝かせてくださっていました。
人に助けられ、長男は無事に大きくなってこられたんだと思います。
感謝の一言です。
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