今年の夏、6歳を迎えたばかりの息子は夏休みを満喫し、
祖父母や親戚と楽しい毎日を過ごしていました。
ちょうど一泊旅行や野外でのアクティビティが重なり忙しい1週間がありました。
その疲れもあってか、週の半ばほどに少し疲れている様子でしたが、いつも元気で
アクティブな息子なので、熱などなければ大丈夫かなと気にかけてはいませんでした。
ですが、祖父と息子たちとで田舎へ帰省し戻ってきた夜、
疲れてしんどいと寝転び始めました。
その夜、熱も三十九度近くに上がり、腹痛、頭痛が徐々に起こり、1時間寝ては起きて泣きを繰り返し
朝になりました。
が、全く回復せず食べたものを戻し始めたので、土曜日の午前中だったこともあり
すぐに病院へ連れて行きました。
考えられる病気(溶連菌、プール熱、川崎病など)を調べるため血液検査をしましたが、そこまでの炎症反応は見られず
医師によると、月曜日に再度検査し数値を確かめる必要があるとのことでした。
その日は病院で、便秘がちだったこともあり浣腸を受け排便して帰宅となりました。
その土曜日、日曜日とも解熱剤も聞かず、一日中身体中の痛みで泣き続けていました。
月曜日に再度、病院へ行くと先生は検査もせず状況を見て川崎病ではと診断、即紹介状をもらい
救急病院へ行きそのまま入院となりました。
決定的となった症状は、発熱、頭痛、腹痛、身体に見られた赤いあざ、発疹のようなもの、そして目の充血でした。
入院先の医師は、川崎病は血管の炎症を起こす病気で、
一番怖いのは心臓冠動脈が詰まってしまうことだと説明してくれました。
ですので、まず心臓エコーをし、ワクチンを48時間連続で点滴投与し、
熱が下がるか、症状が軽減するかを見るとのことでした。
48時間投与後、息子は熱が下がり回復傾向でした。
その様子から医師も点滴を終了しましたが、数時間後に再び熱が上がり三十八度になりました。
7割の患者は最初の投与で回復するらしいのですが、
3割の患者は二度目の投与が必要になるとのことでした。
その3割に入った息子は再度、48時間連続投与を受けました。
幸いその後、順調に熱が(徐々にですが)下がり、身体中の痛み、
目の充血などが見られなくなりました。
結局、1週間の予定だった入院は10日間に延期されましたが、
退院するときには心臓エコーにも異常はなくすっかり元気になりました。
退院時には、医師より1、3、6、12ヶ月起きに心臓エコーを含めた検診をすること、
そして毎日朝、薬を食後に2ヶ月のみ続ける事が必要だと言われました。
それ以外は日常生活で気をつけることはない、川崎病が再び発症することは
ほとんどないので心配しないようにと言われました。
退院数日前から始まった手足指先の皮が薄く剥ける症状は
ほぼ半月続きましたが、特に問題はありませんでした。
退院して2ヶ月になりますが、息子は毎日元気に学校に通い走り回っています。
が、薬を飲み続けていることと、定期検診は欠かせません。
川崎病の原因はい今の所まだはっきりしていないようで
、どうすればかからずに済むのか、も予防接種もありません。
ですが、おそらく疲労や免疫能力の低下など、
他の病気にも通じるものが大きいのではと、息子の発症した時の様子から感じます。
そして川崎病は乳幼児から4歳児までが発症のピークらしく、
6歳で発症した息子はちょっと遅かったのかもしれません。
もし上記に書いたような、発熱、頭痛、目の充血、倦怠感、など
通常と明らかに違う痛がりようをしますので、おそらく毎日様子を見ている
親ならば異変に気づけるはずです。そして早めに病院へ行き、医師にモニターしてもらう事が大事です。
コメント