娘が4歳の夏、家族旅行中に溶連菌感染症にかかりました。
まず、寒いと言ってブルブル震えていたので熱を測ると38.7℃。
気持ちが悪いと言い、数回嘔吐。
全く食欲もなくぐったりしていました。
すぐに家に帰ることにしましたが、ただの夏風邪だろうと思っていました。
しかもその日は日曜日。
救急に行こうかと思いましたが、
その年は手足口病が大流行していてうつされたくないので断念。
次の日には下がるだろうと思って帰宅しました。
しかし、夜通し熱が下がることはなくひどくうなされ、
嘔吐もまだ数回ありました。
夜中に、「手が痛い。痺れる。痒い」と言いだしたため手のひらを見ると、
指数本にポツポツと赤い斑点のようなものが出来ていました。
数時間後赤い斑点はみるみるうちに増え、
両手の指全部、手のひら、足の裏、足の指全部に広がっていきました。
よく観察してみると、爪の下にも赤い斑点が出来ているのが見えました。
痛がり、痒がりどう見ても状態は良くありません。
次の日になり、今度は
「喉が痛い。つばが飲み込めれない。」
と言い始めたため病院へ連れていきました。
先生は喉を見て、「白い水疱ができています。扁桃炎でしょう。」とのこと。
手足の湿疹を見てもらうと、手足口病の可能性があるので検査をすることになりました。
結果はすぐには出ないので、
抗生剤と湿疹になる薬をもらって帰宅しました。
帰宅すると、今度は足の湿疹ができていたところがひどく痛くなってきたようで
「足の裏が痛くて歩けない。」と言いハイハイをしながら移動していました。
少しでも手のひらと足の裏が床につくと大変な痛みがはしるようでした。
次の日、病院から電話があり、
「検査の結果は溶連菌感染症です。薬を変えるからもう一度来院してください。」とのこと。
溶連菌感染症という名前を初めて聞いたのでとてもびっくりしました。
名前のでイメージから食中毒のでようなものかと思っていましたが、
A群溶血性レンサ球菌による感染症で、喉が腫れ、くしゃみや鼻水も伴い風邪のひどいバージョンといった感じでした。
手足の湿疹は猩紅熱と言うらしく、免疫アレルギー疾患だそうです。
子供は口の中にもできることが多く、湿疹ができた舌が赤く腫れ上がりイチゴ舌と言われるそうです。
幸い娘は口の中にできることはありませんでした。
病院でそのような説明を受け、前日もらった抗生剤を変えるとのこと。
抗生剤をもらい帰宅しました。
今回も抗生剤と塗り薬だけで、他の薬はありませんでした。
次の日には熱も下がり、湿疹も引いて痛み痒みも無くなりました。
しかし、3週間後、突然指の爪が1本取れてしまいました。
その次の日にはさらに1本取れてしまいました。
本当に爪が丸ごと取れたのです。
取れる時に痛みなどは全くなかったそうです。
さらに1本、また1本と取れていき、両手、両足のすべての爪が取れてしまいました。
最後の数本が抜ける頃には、最初に取れた爪は新しいものが生えて来つつありました。
先生に尋ねると、爪の中の方まで湿疹ができていると、爪が取れることがあるとのことでした。
結局全部の爪が取れ、新しい爪が生えるまで1ヶ月以上かかりました
。娘は爪がないのが気持ち悪いと言っていました。
ちなみに、娘が治りかけた頃、私も感染してしまいました。
喉が痛くて水も飲めない状態でした。
私も爪の中にまで湿疹ができ、娘の言う通り歩くのもつらいほどでした。
全部ではないですが3週間後に同じように爪がとれました。
娘と比べて私は熱が下がるのに5日もかかりました。
全部ではありませんが、爪も半分くらい取れてしまいました。
「大人は重症化しやすいので必ずマスクを着用して看病に当たってください。」
と先生に言われていましたが、そのかいもなく感染。
私的にはインフルエンザよりも辛いと感じました。2度と感染したくありません。
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