娘が3歳の時に肺炎になりました。
初めは、鼻水が出始め、そのうち咳も始まったので、
「あ、風邪ひいたな」程度に思っていました。
市販の風邪薬を飲ませていましたがなかなか治らないため、
小児科に連れて行きました。
そこでの診断はやはり風邪だろうということで、薬を処方してもらいました。
1週間分もらった薬を飲み切っても咳が止まらず、もう一度小児科へ行きました。
するとまた同じ薬を処方されました。今度は2週間分です。
そしてまたその薬を飲んでいたのですが、どうしてもよくならず、
そうこうしているうちに、40度近い高熱を出してしまいました。
急いで小児科へ連れていき、血液検査をしました。
その結果、数値が異常である、大きな病院へ行く必要がある、と言われました。
すぐに大病院への紹介状を書いてもらい、そのまま直行しました。
そしてそこでの検査の結果、肺炎にかかっている、ということがわかりました。
そのまま即入院です。5日間入院しました。
入院している間は、点滴や呼吸を楽にする吸入器を使った治療を行いました。
点滴している間は静かにしていなければならないのですが、元々咳が出るだけで体は元気でしたので、
じっとしていることが難しく、娘は動き回れないことにストレスを感じていたようでした。
呼吸器の治療は特に嫌がりました。機械から出でくる蒸気を吸わなければならないのですが、
一定時間吸い続けることがとても大変で、もうやりたくない、と何度も口と鼻を離してしまいました。
しかし治療は治療で、絶対にやらなければいけないことなので、看護師さんや私が説得しながら
どうにか治療を受けさせていました。
娘はまだ3歳であり、初めての入院ということもあり、私は付きっきりでした。
夜は娘と同じベッドで2人で眠りました。怖くなって夜に泣いてしまうこともありませんでした。
治療を開始してからは、みるみるうちに回復していき、予定通り5日間で退院できました。
このような経験をして、私はとても反省しました。
元々風邪をひいても咳がひどく、今回のようではないにしろ、咳が長引くことが多い子でした。
そういう予備知識があったにも関わらず、今回も風邪だろうと思い、軽く考えていました。
小児科で処方してもらった薬に対してもそうで、1週間飲み続けて改善が見られなければ
薬を変えてもらうなり、違う小児科へ連れて行くべきでした。
そうしていれば、このような入院しなければならない大事に至らなかったかもしれないのです。
本当につらい思いをさせてしまいました。
それからも風邪は何度となく引いていますが、本人も体が丈夫になり色々な免疫も付いたので、
咳が出てもそこまでひどくなるようなことはなく、もちろん入院するようなこともありません。
初めての育児で、わからないことだらけでしたが、1つ1つ経験していくことで
子供も親も成長できます。今回は入院という、大きな出来事がきっかけでしたが、
早めに治療を開始し、大事に至らなかったので本当によかったです。
病気や怪我など、これからも子供を育てていく上で大変なことは色々起きると思います。
もちろんこれらのことは起きてほしくはないですが、もし起きてしまったら慌てず、
まずは小児科で診てもらい、できれば2か所以上の信頼できる小児科を見つけておくと尚いいと思います。
小児科によって見立てが違えば薬も違ってくるので、
本当に自分の子供に合った小児科選びはとても重要なことだと思います。
また、現在ではインターネットで詳しく情報を収集できる時代ですので、
ちょっと子供の様子が変だな、と感じたらインターネットで探してみるのも有効です。
親が予備知識を持っているのと持っていないのとでは格段に違います。
私は肺炎の予備知識がなかったため、お医者さんの言うとおりに、処方された薬を娘に飲ませ続け、
その結果、なんの改善も見られぬまま入院、ということになってしまったので。
同じ過ちを繰り返さずに、親としてしっかり冷静に対処できるよう、私も日々勉強です。
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