5歳の時に脱水で入院しました。
普段は家の中でも飛び跳ねたりするなど元気で、たくさん食べます。
ある冬の日、咳と鼻水の症状があり熱が出始めました。
近所の病院へ行くと風邪とのことでした。
幼稚園は休ませました。
最初は熱があっても元気だったのですが、
横になってTVを見ていることが多くなりちょっと心配になりました。
もともと病気になると食が細くなるのですが、
今回も食事が細くなったので、アイスやプリンなど本人が希望する物を与えました。
できるだけ好きなものでいいので、飲んだり食べたりするよう促しましたが、
無理に飲ませたり食べさせることはしませんでした。
熱が上がったり、微熱になったりと一日の中でも変動があり、
夕方以降に熱が出ていたように思います。
しかし、だんだん元気がなくなるのが分かったので、
日曜日だったのですが休日に診療している小児科のある病院を調べて受診しました。
あまり水分と食事がとれていないことを先生に説明すると、
点滴をすることとなりました。
帰宅後、少し良くなったのですが、相変わらずあまり飲んだり食べたりはしませんでした。
元気がない状態が続いていたので、頻繁に声をかけていました。
二日くらいたった23時ころ、応答の感じが普段とは違っていたのとぼんやりとした返答だったので、
近くの都立病院の救急外来に電話をしました。
電話で対応してくれた看護士さんは「朝になれば病院の体制も整うし様子を見ますか?」とのことだったのですが、
子どもの様子がいつもと明らかに違うので、
意識の状態などを説明したところ診察に来てくださいとのことでした。
自家用車で病院に向かうので20分後には到着することを伝え、
車で病院に行き診察を受けました。
当直の先生は、小児科も診察できる先生でした。
経過を先生に説明し診察を受けたところ、
重症の「脱水」ということで即ベットに寝かされ、緊急入院となりました。
先生からは、「随時診察も受けているし今回は親御さんの責任はないよ」とのことでした。
また、大人と違ってすぐ脱水になってしまうことも教わりました。
いろいろと検査を受けから、点滴を受けました。
この病院は小児科の入院であっても特別なことがない限り、
夜間の付添はできませんでしたが初日だけ個室で付き添いました。
二日目からは二人部屋となり、付添が夜8時までだったので時間ぎりぎりまで付添ました。
夜、子供一人で大丈夫だろうかと心配でしたが、
意外にも泣いたりすることはありませんでした。
おそらく、小児科病棟の看護士さんのおかげだったと思います。
自宅にいるときは、常に大丈夫だろうか、悪くなっていないかと心配していましたが、
病院に入院していることで「何があっても、もう大丈夫」という変な安心感がありました。
初診時は一週間入院とのことでしたが、
入院するとメキメキよくなって2日も経つといつものような元気な姿に戻りました。
先生も「予想以上に早く良くなったね」ということで予定より2日早く退院することができました。
いくつかの病院を受診しながらも、
このような結果になってしまいましたが水分を捕ることについては、
家庭ではこれが限界だと思います。ただ、普段から病気になることが多く、
今回も注意深く観察していたことや万が一のことを考え、
夜間や休日での受診方法などを調べていたことが、ギリギリ手遅れにならなかったのだと思います。
教訓として
①水分をあまりとらないということを軽視してはいけないこと、
②本人の意識状態をよく観察すること、
③普段に比べ様子がおかしい場合には躊躇せず医療機関を受診すること
④先生には普段と比べどのように違うのかを説明すること。
以上のことが最悪の状態にならないポイントなんだということを勉強しました。
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