我が子(女児)が2歳になる直前、大晦日のことでした。
だるそうにしているなと思い熱をはかると39度台。
咳や鼻水は出ておらず、みたところ症状は発熱とだるさのみで機嫌も悪くない、という状態でした。
年末ということもあり普通のクリニックは軒並みお休み。
その日はとにかく水分をとらせ、首や脇を冷やし、安静にさせていました。
しかし事態は真夜中に悪化。隣で寝ている娘熱過ぎると再度熱をはかるとなんと41度。
そんなに熱が上がって人間って大丈夫なの!?と自宅から一番近くの夜間救急受付をしている大きい病院に電話。
すると……
「熱が高いんですね、ほかに症状はないんですね、……うーん、様子を見ていただけますか」
親としては41度の発熱というのは尋常のことではないので、この電話対応には衝撃を受けました。
大丈夫なの?
本当に安静にしているだけでいいの?
と不安にしているうち、子供の体がふるえ始めました。
これが高熱時に出るという熱性けいれんか、と夫と二人で泣きながら看病しました。
本当に、水分をとらせる、脇などを冷やすといった簡単なことしかできなかったのですが……。
翌日、元旦のことですが、かかりつけのクリニック(医師の自宅が隣接)を訪れ、
大変無理を承知で事情を説明したところ、診察をしていただけました。
人間が必ず2回かかるウィルスがあり、それだろうとのこと。
大人ならまず免疫を持っているウィルスとのことです。
特徴は高い発熱があること、そして熱が下がったあと、体に赤い発疹がでることの2点とのことです。
発疹が出てみないとこのウィルスかどうかはっきり言えないが、ほかの風邪のような症状がないことからおそらくこれだろうとのことでした。
高熱による後遺症など、知識のない親としては心配限りなしでしたが、脳症というのはただ高熱だというだけで起きるものではないと言われ、とても安堵しました。
ウィルス性なので抗生剤は効かないので、熱が下りるまで子供の体力がもつようサポートすることしかできない、とのこと。
先生に言われたのは、
・とにかく加湿!(冬場だったのでなおさら。鼻やのどの状態は免疫力にダイレクトに影響します。潤してあげて)
・水分補給!(ただの水だと体液が薄まって危険な場合もある。経口保水液やスポーツドリンクを活用して)
・冷やすにもポイントがある(おでこを冷やすのは気持ちが良いけれどほとんど意味がない。大事なのは脇、首、大きな関節。保冷剤を濡れたタオルでくるんで)
上記を教えていただき、ないと思うけど急変したらまた来てね、とのこと。
もつべきものは親切なかかりつけの先生だな…と確信した出来事でした。
数日後、子供の熱は下がり、おなかや背中に赤い小さな発疹がぱ~っと広がりました。
やはり件のウィルスだったようです。
子供はとくにげっそりということもなく、熱が下りたら普通に遊び始めました。
子供は必ず、大人がぎょっとするような高熱を出すときがあります。
いつ来てもあわてないよう、普段の備えと、かかりつけの医師を見つけておくとよいと思います。
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